活用事例1:部下の性格タイプを知って、指導・育成に成功する
- 上司である荒木さん(仮名)は部下の安田さん(仮名)のやる気と能力を引き出そうとして、いつも熱心に指導をしていました。
- 荒木さんは、会社で配布された性格診断ソフト『性格、2分で分かった』で、自分と部下の性格タイプを初めて知りました。彼の性格はタイプ8、安田さんの性格はタイプ6で、大きく異なっていることが分かりました。
- その後荒木さんは、部下に対する態度や声のかけ方を大きく変えました。
- 安田さんは、安心して上司に積極的に相談するようになり、離職を思いとどまりました。やる気と能力も徐々に引き出され、自然と結果も出せるようになりました。

しかし、安田さんはやる気を失うばかりで、結果を出すどころではありませんでした。
上司を避けるようになり、離職を考えるまでに追い詰められました。

「今月中に結果を出さなかったら、どうなるか覚悟しておくように。気合を入れて全力で取り組めば必ず結果は出るはずだ。あきらめるな!」
これは、荒木さんが安田さんの力を引き出そうとして発した言葉です。
彼は、プレッシャーや危機感を与えることによって、部下がやる気になると信じていました。
しかし、安田さんは大きな不安を感じ、彼から離れたくなりました。安田さんは安心感が得られないとやる気にならない性格だったのです。当初、荒木さんはそのことを知りませんでした。
彼は、自分の指導方法が強引なやり方で、安田さんに対しては逆効果になっていることに気づき、ショックを受けました。
しかし、部下がやる気になるためには安心感を与えた方がよいことが分かり、思い切ってやり方を変えることにしました。
「今月の目標を達成するために、必要なことはなんだろう?君なら何から出来るだろう?ちょっと、考えてみてくれないか?」
安田さんは、考える余裕を与えられたことで必要以上にプレッシャーを感じなくなり、目標達成に向けて建設的に取り組む意欲が湧いてきました。
また、自分を否定しやすく自信を失いやすい傾向があることを知ったので、肯定的なとらえ方をするよう心がけるようになりました。
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2007年12月号より
ビジネスデータ(日本実業出版)に「安村明史の絵解きマネジメント」が連載開始されました。